多摩大学目黒トップ > キャンパスニュース > 2007年11月5日号

 10月25日(木)に本校の芸術鑑賞会が行われ、目黒パーシモンホールにて松山バレエ団の「くるみ割り人形」よりスペシャルハイライトを鑑賞しました。

 スペシャルハイライトとは、本来長い時間をかけて上演されるバレエの作品を、豪華な舞台装置や衣装はそのままに、初めてバレエを見る人でも楽しみながらストーリーの概略を理解できるよう、各作品のハイライトシーンを集めた公演スタイルです。今回は「シュタールバウム家の玄関前」「シュタールバウム家の居間」「雪の国」「水の国」「お菓子の妖精の国」の場面が演じられました。演出は松山バレエ団総代表の清水哲太郎さんです。
 どちらの公演も大変好評で、とくに中学生は「どうしてつま先だけであんなにクルクル回れるのだろう?」ととても興味深げでした。またバレエを習っている生徒たちは、良い手本を目の当たりにし、これからの練習に向けての良い刺激になっていたようです。

 実は今回の公演には10年前に本校を卒業してバレエの道を進んだ川上瞳さんが、バレリーナの一人として出演していました。
 舞台前の挨拶では、本校に在校していた高校1年生の頃から、バレリーナになりたいという夢を当時の担任の教員に語っていたそうです。卒業後もその夢を持ち続けてたからこそ、こうして夢を実現することができたと、夢を持つことの大切さを生徒達に伝えてくれました。また、日本を代表するプリマバレリーナである森下洋子さんからも、3歳の頃にバレエに触れて以来、バレエの世界で生きて生きたいという思いを強く持ってきたからこそ、今まで続けることをできた、思いを強く持つことが夢を実現するために一番大切だというメッセージをいただきました。

 生徒たちは、バレエという伝統ある芸術を楽しんだだけでなく、比較的身近に感じられる本校卒業生と、日本を代表するプリマバレリーナから夢を実現するために思いを強く持つことの大切さを伝えられ、今後の学校生活や受験勉強に向けて、非常に良い刺激を受けることができました。これを気に、自分から様々な芸術に触れ、感受性溢れる豊かな心を育てて欲しいと願っています。


校長による挨拶。通産省(現経産省)勤務で駐在していたロシアはバレエが盛んで触れる機会が多かったこともあり、校長自身この日の鑑賞をとても楽しみにしていたそうです。


森下洋子さんの挨拶。50年以上のキャリアを持ち、日本を代表するプリマバレリーナから、思いを強く持つことが夢を実現するためにとても大切だというメッセージを生徒達に伝えてくださいました。


本校を10年前に卒業した川上瞳さんの挨拶。バレリーナになりたいという夢を高校時代に本校教員に語ったことなどを懐かしそうに話してくださいました。


公演後の楽屋にて当時の担任も交えて記念撮影。


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