多摩大学目黒トップ > キャンパスニュース > 2007年12月7日号

 「税についての作文・標語」に入選した生徒の表彰式が3日、目黒区役所で行われ、本校からは中学3年生2名と中学2年生1名、計3名が表彰されました。
 「税についての作文・標語」は税に対する理解の促進を目的として目黒納税貯蓄組合連合会が毎年募集しているもので、多摩大学目黒では、中学2年生・3年生の夏休みの宿題として生徒達に課していました。
 作文の部では、区内応募総数1,336通の中から、「税の使われ方」「難病と税金」という題で、中学3年生2名が優秀賞を受賞しました。また、標語の部では、区内応募総数1,778通の中から、「一人じゃダメだよ みんなで納税」という標語を考案した中学2年生1名が、やはり優秀賞を受賞しました。

「税の使われ方」の作者は、夏休みに祖母が足を悪くして車椅子を区役所で借りた時に、無料で借りられたのは税金のおかげだと気づいたことをきっかけに、今は自分のためとは思えなくても、思いがけないことで税金によって助けられることがあるのだから、自分自身のためにもきちんと税金を納めなくてはならないという考えを訴えました。
「難病と税金」の作者は、テレビ番組で難病と闘う4人の子供達の姿を見て、彼らが治療を受けられるのは公費、すなわち税金からの援助が非常に大きいと知ったことと、また自分自身も病気になった時にかなりの医療費がかかったにも関わらず、公費のおかげで家計の負担を軽減することができた経験から、明るく素晴らしい未来を提供するために、納税が必要であることを訴えていました。

 税金は全ての国民が支払う、国の大切な財源です。その税金をどれだけ納め、それがどのように使われるのかきちんと理解することは非常に重要です。最近は消費税をめぐる議論などが多く紙面をにぎわせていますが、税金を含めて社会の動きにきちんと目を向ける姿勢をこれからも持ち続けることを期待しています。


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