多摩大学目黒トップ > キャンパスニュース > 2010年3月11日号

 3月10日(水)、多摩大学目黒高等学校の第71回卒業式が行われ、238名の卒業生が本校を巣立っていきました。

 前夜に雪が降った影響もあり、午前中は厳しい寒さが残りました。しかし午後には寒いながらも晴れ間も見え、卒業生の門出を祝っているようでした。
 卒業式の式辞において田村校長は、卒業生が中学に入学したときに、自身も校長として着任してきたこともあり、ともに6年間成長してきた今回の卒業生を送り出すにあたって、非常に感慨深いものがあると話されました。  さらに校長は「夢を思い描くのは簡単だが、自分で自分の人生を切り開いて夢を実現するという強い意思を持つこと」、「自己中心的になりがちな世の中ではあるが、周囲への感謝の気持ちを忘れないこと」という2つの言葉を、卒業生の餞の言葉として送りました。

 続けて寺島実郎多摩大学学長からも祝辞を頂戴しました。
 日本の大学進学率は50%前後であるのに対し、多摩大学目黒は今年90%近い生徒が大学に進学するという恵まれた環境にいることについて触れつつ、主体的に考え、自己責任で行動を選択する自由を与えられていることを忘れずに、強く生きていって欲しいとの激励をいただきました。また国際社会の中で、特にアジアときちんと向き合っていくことの大切さを説き、これから大学で学ぶ卒業生達に学びのヒントをくださいました。

 送辞では、在校生代表が先輩達との間に生まれた数々の思い出に触れ、また先輩達の団結力を自分達も引き継いでいきたいと、力強い決意を明らかにしました。これを受けて答辞にたった卒業生代表は、とにかく夢中で取り組んだ様々な思い出をあげ、それらを通して、自分達の頑張りを影で支えてくれる多くの人々の存在に気付けたことを嬉しく思うと結んでいました。

 6年前、3年前にはまだあどけない表情で多摩大学目黒に入学してきた卒業生が立派に巣立っていきました。一人ひとりの生徒が本校で色々なことにチャレンジし、様々なことを学び、大きく成長してくれたと教職員一同心から喜んでいます。4月からはそれぞれ新たな学びのステージに進みますが、一人ひとりが多摩大学目黒で学んだことを忘れずに、あらゆることにチャレンジし続けてくれることを期待しています。


全体風景。いつもとは違う、おごそかな雰囲気の中で卒業式が始まりました。


卒業生が入場すると、保護者の方は感慨深げに成長した姿に見入っていました。


総代として卒業証書を受け取る卒業生。


卒業証書を受け取る総代の後ろで起立する卒業生。3年間、あるいは6年間このキャンパスで過ごした思い出が、走馬灯のように一人ひとりの胸に浮かんだことでしょう。


理事長賞を受賞する生徒。


なんと7名もの卒業生が中・高と6年間皆勤を成し遂げました。


卒業生が中1に入学したときに同時に着任した田村校長は、力強い激励の言葉で卒業生を送りだしました。


寺島実郎多摩大学学長からも、祝辞を頂戴いたしました。


卒業生による答辞。多摩大学目黒での学校生活を通して学んだことをはっきりと伝えてくれました。


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