多摩大学目黒トップ > キャンパスニュース > 2005年6月13日号

 新緑が目にまぶしい5月8日、多くの緑に囲まれ自然味の深い庭園をもつ根津美術館で、本校の茶道部がお茶会(立礼席)を催し、350人以上のお客様をお迎えしました。
 根津美術館は蔵品7千点(国宝7点を含む)を誇る著名な美術館で、茶の湯の道具と仏教美術品の展示でも広く知られた場所です。校内のお点前の練習や文化祭での発表とは全く違う雰囲気の中で行われるお茶会に、部員は全員不安で一杯、緊張感を隠せないままお茶会が始まりました。
 しかし、ゴールデンウィークの連休中も含めて事前に特訓を重ねたことを思い出すうちに、徐々に緊張も薄れて生徒達の顔も穏やかになっていきました。また校長先生ご夫妻も激励に来てくださり、部員達は励まされてますます落ち着きを取り戻し、いつものようにのびのびとした所作を取り戻しました。
 当初は用意したお菓子が余るのではないかという心配をしていましたが、それも杞憂に終わりました。午後には入口の外に長蛇の列が出きるほどのにぎわいで、多めに用意したはずのお菓子が足りなくなってしまい、急遽追加に奔走したり、最終的にはあり合わせのお菓子に変更するなど、嬉しい悲鳴をあげるほどでした。最終的には350名以上の方に来ていただき、大盛況のうちに終わらせることができました。
 慣れない場所でのお茶会で、部員一同いろいろ大変でしたが、とてもいい体験、思い出になったと思います。

〔報告:茶道部顧問〕


南青山にある根津美術館は、茶道具を元とする東洋古美術品のコレクションが世界的に有名です。


会場のセッティング。直前のリハーサルは1時間以上かかりました。


ご挨拶の言葉も緊張気味・・・


最初はドキドキしていたのが、少しずつ落ち着いてきました。


着物姿のお客様に囲まれて・・・


一期一会の心境で・・・。
終了後の疲労感は、とても充実した何とも言えないものでした。


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