多摩大学目黒トップ > キャンパスニュース > 2005年6月29日号

 6月23日(木)に生徒総会が校庭で開かれ、第9期の生徒会役員の立会演説会が行われました。
 例年なら高校2年生の候補者が圧倒的多数となりますが、今年は高校1年生からも多くの立候補者が出ました。1年生の候補者達もも2年生の候補者に劣らぬ熱意で、それぞれの視点から学校をどのようにしていくのか公約を掲げ、選挙期間中一生懸命アピールを続けていました。
 その結果生徒会長は高校1年生男子と高校2年生女子の決選投票が行われました。開票してみると、僅か95票差で高校2年生女子が当選しました。1年生男子にとっては残念な結果となってしまいましたが、1年生でここまで票をめた健闘ぶりは素晴らしいものでした。
 多摩大学目黒は生徒の自主性を重視しており、生徒の代表機関としての生徒会執行部には、多くの権利とそれに伴う義務が生じます。第9期生徒会役員に選出された皆さん、投票してくれた生徒達の期待に応えるよう、精一杯頑張ることを期待しています。また、今回の選挙を公正かつ円滑に進めてくれた選挙管理委員の皆さん、本当にお疲れさまでした。

 今年度も多数の卒業生が、教育実習生として母校に帰ってきました。
 転勤のない私立学校で教鞭をとる教員にとって、かつて教えた生徒が教員を志し、母校に戻ってきてくれることはこの上ない喜びです。実習期間はそれぞれの科目等に応じて2週間から4週間まで様々です。数年前は生徒であった彼らが、この期間は教員としての立場で授業を教え、部活に参加してくれました。また休み時間や放課後には生徒達に大学生活の話や受験のアドバイスなどをしたり、経験豊かな本校教員から貴重なアドバイスをもらったりしながら、充実した実習期間を過ごしました(一部はまだ実習中です)。
 実習生達は皆口を揃えて、「思っていた以上に大変だったが、やりがいはあった。長いと思った実習だが、終わってしまったらあっという間だった。まだまだ勉強を続けて、教員として教壇に立ちたい」と教育実習の感想と今後への熱い思いを語ってくれました。興味を引きだし学力を伸ばす授業づくりや、生徒や保護者との強い信頼関係をつくる教員の努力を、少しは理解してくれたでしょうか(笑)。教育実習生のみなさん、実習期間中は慣れないことばかりで緊張することもあったと思います。本当にお疲れさまでした。皆さんが近い将来、教員として活躍することを期待しています。

 6月18日に第2回保護者会が行われ、各学年、それぞれの連絡や報告が行われました。
 次回は2学期です。受験生となる中学3年生や高校3年生は、3者面談がもたれます。もうすぐ夏休みに入りますが、それぞれの進路をこの夏休み期間中にしっかりと考えてください。

 6月13日、14日の2日間、アメリカからフルブライト財団の先生方が本校を訪問し、本校教員と意見交換を行いました。
 フルブライト財団は、「世界の平和を達成するためには人物の交流が最も有効である。」という確固たる信念に基づき、戦後まもなく故フルブライト上院議員が提出した法案に基づき、アメリカと諸外国との相互理解を目的としてできた人物交流計画「フルブライト・プログラム」を運営している財団です。世界中の人に研究や教育を受ける機会を手教師、あらゆる職業分野のリーダーとなるべき人物を育成するという役割を果たしている、世界でももっとも知られた人的交流プログラムです。
 本校オープンスペースで行われた意見交換会では、日本とアメリカの教育内容の違いなどを中心に様々な意見が出され、本校教員も様々な刺激を受け、時間を忘れてしまうほどでした。また財団の先生方からも、本校の教育システムに対して高い評価をいただきました。
 今回の意見交換会で得られた多くの有益なヒントは、早速本校の教育システムの中にも取り入れ、教育内容をさらに充実させていきたいと考えています。


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